
公開前チェックの基準が人によって違うとき、まずどう動く?




- この記事でやること: 最小辞書テンプレを埋める→文賢に取り込み→共有→テストチェック→1週間運用とKPI設計まで一気通し。
- 使う機能の要点: カスタム辞書の作成・共有、CSV入出力、権限管理(所有者と編集者)を前提に進める。
- 試せる期間: 文賢は14日間の無料トライアルが用意されているので、1週間の試験運用に適している。
30分でここまでやる(今日のゴール)


- テンプレ複製: 固有名詞/表記ゆれ/数字・単位/敬語・トンマナの4カテゴリだけに絞る。
- 必須20項目入力: 各カテゴリで5行ずつ、置換前後・許容表記・理由を埋める。
- 文賢へ登録: 新規辞書を作成し、手入力かCSVで一括追加する。
- 共有設定: 閲覧と編集の権限を付与し、所有者を明確化する。
- テストチェック: 直近の原稿1本で検出と提案の動作を確認する。
- 注意: CSVインポートは辞書の所有者のみ実行できる点に留意する。
- 補足: 組織の辞書件数には上限があり、増やす場合は追加オプションの確認が必要な場合がある(ヘルプに例として「3件」上限の記載)。
最小辞書テンプレの中身と埋め方


テンプレの基本カラム
- カテゴリ: 固有名詞/表記ゆれ/数字・単位/敬語・トンマナ
- 対象語(置換前): 誤りや避けたい表記
- 推奨語(置換後): 採用する表記
- 許容表記: 許してよいバリエーション(なければ空欄)
- 理由/備考: なぜそうするか、迷ったら読む短い説明
- 例文: 一文でOK・NG例
- 責任者/最終更新日: ルールの連絡先と更新日
- 優先度: 高/中/低(衝突回避に使用)
サンプル(埋め方の目安)
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固有名詞:対象語「グーグル」→推奨語「Google」/理由「公式表記に統一」/例文「OK: Google 検索、NG: グーグル検索」
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表記ゆれ:対象語「出来る」→推奨語「できる」/理由「ひらがな基準」
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数字・単位:対象語「5つ」→推奨語「5つ」/理由「半角数字で統一」
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敬語・トンマナ:対象語「〜して頂く」→推奨語「〜していただく」/理由「敬語の書き分け」/例文「OK: ご確認いただく、NG: ご確認頂く」
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入力ルール: 推奨語はできるだけ単一に、例外は「許容表記」へ集約して重複ルールを避ける。
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優先度のコツ: 誤検出を減らすため、広い語より固有名詞や厳守ルールを「高」に置く(マッチング挙動は公式仕様に沿って検証しよう)。
文賢での辞書作成・共有ステップ(画面操作の流れ)


- 辞書を新規作成: 文賢の「辞書管理」で新規辞書を作成し、名前と説明を入れる。
- ルール追加: 単発は手入力、量が多い場合はCSV一括インポートを使う(CSVインポートは辞書の所有者のみ可能)。
- カテゴリ・優先度設定: カテゴリ分けと優先度を設定し、衝突しやすい語を上位に置く。
- 共有設定: チームメンバーを追加し、閲覧/編集の権限を付与する(エクスポートは所有者または編集権限者が可能)。
- 変更履歴の確認: 更新日時・更新者を確認できる画面を押さえておき、週次レビューで使う。
- テストチェック: チェック画面で原稿を開き、辞書を選択して検出・提案の挙動を確認(部分一致の誤検出がないか必ず試す)。
- メモ: デフォルト辞書(個人用)は共有不可だが複製は可能。運用はチーム用のカスタム辞書で行う。
- バックアップ: 週次でCSVエクスポートして控えを保存しておくと安心。
既存原稿の一括チェック→修正フローと時間目安


- 原稿を用意: Googleドキュメントやエディタから本文をコピー。
- チェック実行: 文賢のチェック画面に貼り付け、使う辞書を選んで検出。
- 提案の採否: 明らかな統一は一括採用、例外は備考に追記して採否を判断。
- 本文へ反映: 元の原稿へ反映し、必要に応じて置換を一括適用。
- 再チェック: 反映後に再度チェックして取りこぼしを確認。
- 所要時間の目安: 3,000字×5本で検出→修正→再チェックまで約60〜90分(初回は+30分を見込む)。
- 役割分担: チェック担当(検出と採否)/反映担当(原稿修正)を分けると早い。
- ルール追記: 検出が多かった語を3件だけテンプレに追記して翌日に反映。
1週間で回す最小運用ルールとKPI


平日の運用(毎日10分)
- 当番制: 日替わりの担当が「検出Top3」をテンプレに追記。
- 反映: 追記分を文賢の辞書へ反映(所有者がCSV/編集者は手入力)。
- ログ: 変更理由・影響範囲・更新者・日付を1行で残す。
金曜の定例(15分)
- 差し戻し理由Top3: 具体例付きで共有。
- 新規ルール承認: 翌週から適用するルールを確定。
- 来週の注重点: 誤検出の多い語/例外運用を確認。
KPI(1〜4週の目安)
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修正往復回数: 1本あたりの往復をまずは-20%。
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表記ゆれ検出数: 1,000字あたりの検出が週次で減るか(増えても、初週は発見が進むのでOK)。
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公開遅延時間: 公開予定からの遅れを-20%。
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初回合格率: 一次チェック通過率を+15pt。
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測り方: スプレッドシートに案件・文字数・往復回数・遅延h・通過可否を記録し、週末に平均を見る。
トンマナ・敬語ルールの決め方と衝突回避


- 原則の一文: 口調は「です・ます」、主語は可能な限り明示、読点は1文2個までなどを先に決める。
- NG/OK例の付記: 例「ご確認頂く→ご確認いただく」など短い本文例を1行添える。
- 衝突回避: 「優先度:高」に固有名詞・厳守ルール、「中」に一般表記、「低」に任意の表現とし、重複ルールは統合。
- 例外の書き方: 商品名・法令引用は例外とし、許容表記に明記。
セキュリティ・権限・共有の確認ポイント(公式仕様に沿って)


- 所有者の役割: CSVインポートは所有者のみ、誰を所有者にするかを運用で固定する。
- 編集・閲覧権限: 編集権限者は辞書の内容変更やエクスポートが可能、閲覧のみは参照運用に限定。
- 共有範囲: 辞書は組織内外に共有可能なので、社外共有の可否と掲載内容(機密・禁止語)に注意。
- バックアップ: 週次でエクスポートを保管、変更履歴と合わせて保全。
- 仕様の再確認: データ取り扱い・AI機能の規約・プラン条件は更新されることがあるため、運用前に公式ヘルプ/製品ページを最新に照合する。
よくあるつまずきと対処


- ルールが増えすぎ: 同義の置換は一つに統合、許容表記へ寄せる。
- 誤検出が多い: 広い語の優先度を下げ、固有名詞を上げる。例外語を許容表記へ追加。
- 辞書が更新されない: 平日当番制+未更新アラート(シートの条件付き書式など)で可視化。
- 周知が伝わらない: 修正前後の一文をSlackに貼るテンプレを用意し、毎日1件だけ共有。
1〜4週のロードマップ(ToDo付き)


- Week1: 最小辞書20行→取り込み→共有→1週間運用/KPIの初期値を計測。
- Week2: 検出Top10を追加、重複統合と優先度調整。
- Week3: 15分レクで敬語・トンマナ例を共有、初回合格率を底上げ。
- Week4: KPIレビュー(往復回数・遅延・合格率)→定着方針を決定、必要に応じて辞書件数やオプションを公式で確認。
よくある質問
CSVで一括登録する場合、誰が操作できますか?
CSVインポートは辞書の所有者のみが実行できます。所有者と編集権限者の操作範囲は運用前に決めておきましょう。
辞書の共有は社外メンバーにもできますか?
可能です。カスタム辞書は組織内外に共有できますが、社外共有の際は機密性の高い語を含めないなどの運用ルールを決めてください。
辞書件数の上限に達したらどうすればいいですか?
組織のカスタム辞書には上限があり、増設は「辞書ストック追加オプション」等で対応する仕組みがあります。必要数に応じて公式情報を確認してください。
バックアップはどう取れば安全ですか?
週次でCSVエクスポートして保管し、変更履歴(更新者・理由)と合わせて管理するのが実務的です。エクスポートは所有者または編集権限者が行えます。
試験運用はトライアルでも実施できますか?
文賢には14日間の無料トライアルがあるため、1週間の試験運用を実施しやすいです。最新の条件は公式ページで確認してください。




